学科の特色
学生一人ひとりに充実した教育サポート
学年担任制で教員と学生が接する機会を増やし、生活指導体制が充実しています。また、授業以外での勉学支援を、学生一人ひとりに合わせたプログラムで実施し、専門知識や技術習得を個別にフォローします。
多彩なカリキュラムを導入
歯科衛生士に必要な「歯科予防処置」、「歯科診療補助」、「歯科保健指導」を中心とした専門分野の他、カリキュラムに臨床美術を取り入れ、絵を描く、オブジェを作るといった創作活動を楽しむプロセスを通して、医療の現場で必要な集中力やコミュニケーション術を習得します。
おもな仕事
虫歯の予防
歯に虫歯予防のための薬(フッ化物など)
を塗ります。歯のかみ合わせ面に虫歯予防のための詰め物をします。(シーラント)
歯周病の予防
歯周病の原因となる歯垢と歯石を機械で取り除きます。
歯の着色(ニコチンタール、茶渋など)を取って白い歯を取り戻します。
診療室や学校・職場で、専門家の立場から歯ブラシの使い方や磨き方を指導します。
口の中から全身までの健康増進を考えた健康教育と食事指導を行い、正しい保健情報を伝えます。
訪問診療に同行して、要介護の患者さんの口腔清掃指導を行います。
歯科医師の指示で歯科医療の補助をします。患者さんの話を聞いて健康状態などを把握します。診療に先立ち、口の中をきれいにします。診療前に仮の歯をはずしたり、治療後に仮の歯を付けたりします。
歯ブラシ指導用の模型を作るために歯の型を取ります。レントゲン写真を撮るために患者さんの口の中にフィルムをセットします。
歯科訪問診療は、その言葉のごとく何らかの身体的、精神的理由で歯科診療所に通院できない方に対し、歯科医師、歯科衛生士が自宅や介護施設、病院等に訪問し、歯科診療や専門的口腔ケアを行います。
患者さんの口腔清掃指導を行います。
口腔機能の改善のための運動を指導し、飲食物など食べるものを認識し、飲みこむまで(摂食嚥下)をスムーズに行えるようにします。
活躍ステージ
歯科医療は、治療(キュア)の時代から予防(ケア)の時代へと変化しています。それに伴い、歯科衛生士の活躍の場は歯科医院や病院はもちろん、介護・福祉の分野へ広がっています。歯科医院、歯科病院、保健福祉センター、社会福祉施設、さらに訪問診療など、その他幅広い分野で需要があります。
3年間の学び
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専門分野を理解しやすくするための基礎として生物学や化学等を学びながら、口腔解剖学・口腔生理学・口腔衛生学等の人体、歯、口腔の構造や機能、健康を保つための知識を学びます。スケーリングや印象採得の基礎的な実技も身につけます。
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校外での臨床実習が始まります。現場でしか学ぶことができない患者様とのコミュニケーション能力や協調性を体得します。授業では専門分野を中心に、実践的な実習で技術を習得します。
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診療所での臨床実習だけでなく、幼稚園や保育園、老人福祉施設などでの臨地実習を開始します。様々な現場で、歯科衛生士としての役割を学び、医療関係者と協力しながら医療を通じて社会貢献する人材としての教養を深めます。
国家試験突破を目指して
本校は、青森県県南初の歯科衛生士専門学校で、充実したカリキュラムにより、より実践的な科目を導入しています。今後ますます需要が高くなる、高齢者・障害者の口腔ケアなどを視野にいれ、医療人としての心と技術の習得を積極的に図ります。また、国家試験対策にも力を注ぎ、就職に結びつく実力を備えたプロを育成します。